住宅の本質について
住宅においては多様化の波が押し寄せる昨今、私共は本来住まいの原点は住まう人の幸せを育む空間であり、その幸せは安心できる構造であることが前提にあり、そして家族の健康、コミュニケーション、ゆとり、遊び心、等様々なファクターの集大成であると考えています。
省エネ対応の重要性について
これからの循環社会において省エネは益々重要性を増してきます。最近の住まいは以前より数段、断熱性、気密性が向上していますが、正しい知識と施工が不可欠です。特に結露の悩みについては暮らし方の工夫も大切ですが、温度差ができにくい断熱を考えるべきでその理想形は家の外側から断熱する外断熱と考えています。その結果、壁内結露による様々な問題、心配から解放され安心を獲得することができるのです。換気についても正しい知識を持ち、計画換気をとり入れることにより、熱損失を極力押さえながら常に新鮮な空気を室内にとりこんでくれ、とても健康的で快適です。また、窓からの熱損失も見逃せない問題のひとつです。自然の採光を取り込み熱損失を少しでも防ぐためには樹脂ペアサッシの採用は最低限必要であると考えています。更に室内の空気がさえぎられない空間デザインをすることにより効率的冷暖房が可能な環境となります。
自然素材について
現代の住宅の大半は最初の見映え、均質感間、コストを重視した結果として新建材、クロスを多用し、きれいではあるけれども味わいや温もりという言葉から離れてしまっているように感じます。そんな中において自然素材である木材は調湿特性をもち、人にやさしい空間を提供してくれます。確かにクロスに比べれば割高ですが、長い間つきあっていく空間であることを考えれば、目先の金銭では割り切れない満足感が得られると信じて意います。ブランド材のとってお木「スギ」はソフトでぬくもり感があり、調湿効果も他樹種より大きく、音を柔らげとても人にやさしい内装材です。反面柔かい分キズになりやすい所がありますが、キズも暮らしの表情と受け止めればむしろ思い出のきっかけになったりして豊かな暮らしにつながるものです。そんなわりきりができるなら床としての使用もおすすめしたいです。今までの主流であった硬い表面では得られない気持ち良さを感じることができるでしょう。また、同じ針葉樹でももう少し硬く、使う程に味わい深い色に育ってくれるカラマツもおすすめしたい樹種のひとつです。
とってお木
うつくしま未来博
うつくしま未来博で弊社の技術が役立っています。
会場内でひときわ目を引くエコファミリーパーク。5つのきのこ型ドームは、木の展望デッキでアクセスされ木独特の弾力性を足に感じミステリアスなときめきを体験させてくれるでしょう。それぞれの多面体ドームは面の形状寸法が少しずつ変化してゆき、球体を形造っていま。ここにも弊社の高い技術が活かされています。
エコハウスに使用されているラチスも、互いの角度が複雑に関係しあい、計算で求められた1000種類相当の寸法角度を加工し組み立てるという気の遠くなるような作業でした。使われている材は地域の自然の恵みとってお木「杉」(ブランド材名称)が活かされています。21世紀は環境と共生するためのテクノロジー&ライフスタイル・木は再生可能な自然素材です。CO2を吸収し温暖化防止に役立ち、製品化するためのエネルギー消費量が極めて少なく、最終的に燃料として活用できる。まさに木は21世紀を救える自然素材なのです。
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